人民から見た世界

日本の歴史年表を眺めて思った。
この国を統一・統治しようとその時々の権力者は理想を掲げて登りつめて行った。
しかし近いところでは泰平の世を謳歌した徳川政権もわずか2世紀半で幕を閉じることとなった。
その後徳川に代わって薩摩・長州が政権の座について日本の近代化に向かって突っ走っていった。
しかし軍事大国日本は破綻をきたして崩壊した。
その後アメリカ主導の占領政策のなかで組織としての民主国家が作られていった。
日本にとっては歴史上はじめての民主的な国家組織がはじまって半世紀を越えるまでになった。
しかしまだ半世紀を越えたに過ぎない。
これからさらに民主的な国家組織へと脱皮を続けていかなくてはならないはずである。
必要なのは組織であって決して一人の優秀な権力者個人ではない。
そのことは世界に通ずることであり、歴史がそれを証明している。
権力者はかならず腐敗しかならず堕落する。
それに対して組織は大丈夫だと言いたいところではあるがこれが必ずしもそうではない。
組織もその構成員が人である以上限界がある。
権力に近い人間はその自己増殖のためにありとあらゆる形で公けのお金であるはずの国民から吸い上げた血税をプールする方策づくりに奔走する。
だからこそ構造改革は必須のこととなる。組織にはそれなりの欠陥はあるかもしれないが少なくとも権力者一個人に好き勝手にされる国家よりはましである。
イラクとの戦争を反対するのは構わない。
自由な国では発言は自由である。
しかし戦争を反対する人間が力でもって訴えようとするその姿を見ていると相変わらず進歩のない人民たちに哀れみを覚える。
あんな人間ほど権力者のいい餌食、使い方次第では簡単に寝返ってしまう輩である。
それではたまたま飛行機に乗っていてジャックされそのまま死に追いやられたテロの犠牲者たちが可哀相である。
世界には新たに大量破壊兵器である核や細菌類を製造保有する国家がある。
それも一人の独裁者およびその後継者の為のみのために。
家康の時代ならまだかわいいものであった。
政権を世襲のものとしたところでちいさな島国のなかのこと。
でも21世紀にもなってそんな権力の世襲などおよそ時代錯誤でしかない。
今回イラクに関するニュースのなかで、イラク女性の声が取り上げられていた。
その言葉とは、「私たちは静かに自由に暮らしたいだけ。」。
戦争推進派も反対派もその言葉の前に何か言うことができるならぜひ聞かせて欲しいものである。

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