夏の甲子園

2003-11-11

高校生のころ、母校の野球部監督がよく言っていた。
うちの子たちは純情で試合になったら頭の中は真っ白になってしまって何も考えられなくなるようだと。
だから打席に向かわせる前に男の大事なところを思いっ切りつかんでやって現実に戻してやるのだと。
それが功を奏したわけでもあるまいがいつも地区予選の最終戦あたりまでは登り詰めていた。

照り返しの強く暑い応援席から母校の勝利を信じて声をからして応援したものである。
本当に暑く燃える日が続いたのだった。
我々がもっとも盛り上がる一瞬があった。
♪勝ー利のためにー♪その掛け声のかかる時であった。
応援団の先輩のその声を聞く時、我々のボルテージも否応なく盛り上がっていった。
男子校ゆえに華やかさはない分、声の応援だけはどこにも負けはしなかった。

あれから30年以上が経ち、昔ほどの元気は残ってはいまいが、夏の甲子園をテレビ画面のなかで触れる時、
当時の思いがよみがえって来るのだけは確かである。
肩を抱き合って喜びを共にした仲間たち、悔しさで顔をくしゃくしゃにしてた仲間たち、今どこでどうしているのだろうか。

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